中国の『表情包』文化
中国のキモカワパンダスタンプ
みなさんはネット上で「リアルな顔のパンダ」の画像を見たことありませんか?
それこそが表情包(biǎo qíng bāo)と呼ばれるものです。
↑こちらのサイトで色々な表情包を見ることができたり、オリジナルの表情包を作ることができます。普通に表情包で画像検索してもたくさん出てきます。
見てみるととちょっとキモい透過されてないLINEスタンプのようなものですね。
素材はリアル顔パンダ以外にも日本のブログから有名になったとある柴犬やらちびまる子ちゃんっぽいものなど様々な種類が存在しているようです。
こういうスタンプっぽいもの以外にも絵文字の表情にもこの単語が当てはまるそう。
元ネタ
この表情包の顔部分の元ネタですが、韓国の俳優さんがドラマ内で満面の笑みで笑っているシーンがバズったのでそれを切り抜いて組み合わせたり、日本の声優の花澤香菜さんの顔を使われてたり基本的にネットでバズった画像が使われているようですね。
肖像権?なにそれ美味しいn
使い方
LINEスタンプのような感覚でよくチャットアプリで使われるようです。
最近流行りのショート動画のようなものにアクセントとしても表情包が使われてたりします。
表情包を見ているとクスッと笑えるものがたくさんありますので私は暇な時に探しちゃいます😂
結構センスが良いものがあるし、たまに画質が荒いのもあって余計じわじわ来るものがあって見飽きません笑
↓中国語の単語について♪
私が中国語を勉強しようとした理由を思い返してみる
中国語を勉強していると周りから「何で中国語なんか勉強しているの?」とか「中国語の前に英語やれば?」なんて言われたりもします。確かに英語のが使用範囲が広いですし義務教育でも学んできたので英語をまずやるべきだと思うのですがいかんせんモチベーションが続かない…。
(中国語分かるんじゃ英語もできるのかなと思われがちですが、中1の英語すら危ういです笑)
中国語をガチで勉強している方って英語に比べると格段に少ないと思います。
発売されているテキストの量なんて格段に違いますし。
そんな誰にも賛同されず、逆風吹かれる中、なぜ私は中国語を勉強しようと思ったのか思い返してみることにしました。
キッカケはとあるドラマから
私は中国語を勉強する前は正直中国に対して良いイメージは持っていませんでした。
昔からテレビでは「中国のパクリディ○ニーランド」とか「中国の工場で製造された食品で健康被害」とかが報道されてましたのでそういった「衛生観念」だとか「何としてでも稼いでやろう」といったスタイルに疑問を抱いていました。
ですからそういった中国に対しての固定観念や偏見を持っていたので中国のコンテンツなどには興味も湧かず、触れようとも思っていませんでした。
しかしそんな中、Twitterのタイムラインで流れてきたとある中国ドラマの紹介ツイートを見た時、私は心を打たれました。
それが「陳情令(魔道祖師)」との出会いでした。
私はそれまで中国のドラマは見たことありませんでしたから「黒髪長髪のイケメンたちが古装姿で魔法を使いながら剣を振るう」という今までに見たことない新鮮かつ心打たれるビジュアルを目にし、人生で初めて中国人の俳優さんのことが好きになりました。
中国語が分からない自分を憎みだす
陳情令にのめり込んでいく中、俳優さんのコメント映像などを見ていて、こう思います。
「なぜ自分は好きな俳優さんたちが言っていることが分からないんだ…こんなの許せない!!」
外国のコンテンツなので、もちろん公開されている映像全てに翻訳された字幕がついているはずもありません。
テロップの漢字を翻訳機にかけてもよく意味もわからず…、
「俳優さんたちがすごい楽しそうに喋っている映像なのに自分には意味がわからないという悔しさ」を毎日感じ、かなりストレスでした。
私は一度ハマった物は骨の髄まで知り尽くさないと満足しない人間のため、陳情令の世の中に出回っているコンテンツをストレス無く閲覧するために、ついに「中国語を勉強する」ことを決意しました。
中国人へのイメージが変わる
そして中国語を勉強する中、言葉だけでなく中国の文化や歴史も学んでいき、さらに色々な中国の方から助けを貰いどんどん自分の中国に対するイメージが変わっていきました。
中国の人って大声で喋ってるイメージだったけど中国語の発音を学べば『口を大きく開けて喋らないと聞き取りづらいから』ということが理解できましたし、近所の中国の人たちが夜中大騒ぎしていて「暴走族みたいにうるさいなあ、迷惑だなあ」と思っていたけど、それは中国の食事文化として『食事の時はみんなと楽しく過ごす』というものがあるので悪気があったことでは決して無いことだと知りました。
日本では「謙虚に慎ましく質素に」みたいなのが好まれますが、中国では「豪華に楽しく派手にやろう」という真逆の文化なのでカルチャーショックはどうしても生まれてしまうんですね。
中国語の奥深さを知る
そして中国語の中では漢字の読みと意味をかけたちょっと面白い単語があります。
例えば、
可口可乐 kě kǒu kě lè
という単語があります。コカコーラという意味ですね。
これ、英語のCoca-Colaの発音に似せているんですよね。
さらに漢字の意味は、「可口」は「美味しい」、「可乐」は「楽しい」という意味になるんです。
こういった中国語の外来語の当て字のアイディアがすごい面白いんです!
そうして勉強をしていくうちに目標が「推しの動画を見る」から「もっと」と思い始め今に至りました…。
自分が同じ漢字文化圏の日本人だから続けられたのかもしれない理由の一つかもしれません。
義務教育でも英語か他の言語か選べたら良かったのにな〜なんて思ったり思わなかったり。
中国語のネット用語『夹子音』
「夹子音」とは?
この単語は最近中国で流行りのネット用語です。
近年中国でとある動画がバズりました。
抖音(中国でのTikTokの名前)やYouTube等で「我买了一个小风车」というのを検索するとたくさん出てきます。この動画内の声のアニメ声のようなものがまさしく夹子音と呼ばれるものらしいです。
この単語の意味
まず漢字の意味から説明します。「夹子」と言う単語は「クリップやファイル」とか「何か挟むもの」という意味です。最後に「音」という漢字がつくので、直訳すると「クリップ音」ですね。
そして、この単語の意味としては「子供っぽい可愛らしい声」という意味の言葉です。
ではなぜ夹子音というのかというと、鼻を目玉クリップや洗濯バサミのような挟めるもので挟みながら喋ると鼻にかかった幼い声が出ると思います。そんな大人なのに幼い舌足らずな声のことを「夹子音」と言うようです。
そしてこの言葉はあまりいい言葉としては使われません。
普段喋っているときにわざとこういう鼻にかかった声で喋ってるのを聞くとちょっと癪に触る人が多いのでしょう。なので夹子音と揶揄しているのだと思われます。
上記でも少し触れた我买了一个小风车という動画ですが、コメントでも少々過激なものがちらほら見えます。アンチコメというかそういうノリなので心配はいらない?
「我的刀呢?(♯ ^ω^) (オレのナイフどこ?怒)」
実際に使うことはあまりないかも知れませんが、こういうネット用語を知っているとさらに中国語のバズっている動画を楽しめるので良いかもしれません(^^)
↓こちらはその他の色々な中国語の単語について♪
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中国語の単語『使不得』
「使不得」という単語。
辞書をひくと「役に立たない」「許されない」という訳が出てきます。
しかしこういう意味合い以外にも他の使い方があります。
近年中国では上記のような構図の画像が流行ったようです。
この絵は親戚の人からお年玉を受け取ろうとしている図です。
なぜお年玉のポチ袋が赤い封筒なのかというと、これは「红包袋*1」と呼ばれるものです。
さて皆さんは子供の頃お年玉やお小遣いを貰う時、どうせ結局後からもらうくせに「ああ〜おばさん、大丈夫ですよ〜お構いなく〜」なんて礼儀としてちょっと「結構ですアピール」をしたことありませんか?そういう場面が中国にもあるらしく、
中国語では
「阿姨,使不得」
と言うみたいなんです。
つまり使不得をこういうときに使った場合の意味合いは
「快给我吧(早くください)」
です笑
「使不得 表情包*2」で検索すると、そういう「欲しくてたまらないくせにわざと逆のことを言う」ことを皮肉ったちょっと笑える画像がたくさん出てくるので興味のある方は是非調べてみてください。
↓中国語関連の小ネタやフレーズ♪
hikarityuunohanyu.hatenablog.com
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HSK5級の採点配分の予想
リスニングと読解の採点配分
HSK5級に限らずHSKの採点配分は一切公開されないため、私は過去問を解いている時自分がどれくらいできているのかあやふやな状態でした。
リスニング問題や読解問題では問いによって難易度が違うと思うのですが、採点配分が違うんだろうなと思いきやどうやらそれぞれ同じ点数配分のようなんです。
かつての私は、リスニング問題の最後にある長文が読まれた後に問いを答える問題なんてかなり難しかったので「きっと配点が高いからリスニングは捨てかな…」なんて考えていたんです。
しかしHSKの模擬試験が受けられるサイト(リンクはこちら)によると、リスニングと読解の採点配分はそれぞれ100(満点の点数)÷問題数のようなのです。
(HSK5級のリスニングと読解はそれぞれ45問ずつですので1問約2.22…点となるはずです。)
模擬試験の採点方法は問いた問題に関わらず正解した数だけ見ればいいということなのに本番の試験では採点方法が違うなんてことは無いと思いますので30問くらい解ければ合格ラインになると予想しました。
問題に対する難しさの感じ方は人それぞれだから点数分けはしなかったんでしょうか…。でもさすがに最初のパートの会話部分よりも次のパートの長い会話部分の方が難しい気がします…。
これは採点方法や採点結果の詳しい内訳が公開されてない以上予想に過ぎないのでちょっと半信半疑の部分もあったのですが、自分の帰ってきた点数を見ても配分が4点やら3点の部分があったとしたらこんな点数にはなってないと思うので一律2.22点で間違いは無いかと思われます。
作文の採点配分
作文は単語の並べ替え問題と80文字前後の短文を作る問題に分かれてますが、これも上記のサイトによると
並べ替え問題は1問5点ずつ
短文部分はそれぞれ30点ずつ
↓
合計100点
のようです。
短文の方が明らかに難しいですが、あまり配点を重くしすぎても受験者にもプレッシャーですので4:6なのは納得です。
ですが短文部分は完全に人が採点する部分なのでどういう点数の付け方なのかいまいち謎です。
おそらく、
キーワード作文では
- 「キーワードを全て正確に使われているか」
写真作文では
- 「写真に沿った内容であるか」
どちらの作文の共通の採点基準として
が問いの条件でもあり、漢字の統一についても注意事項として試験官から最初に言われるこの作文問題のルールです。なので点が取りやす部分でもあり、達成していないと減点されやすい条件だと思われます。
そのほかに、問いには書かれていませんが
- 「文法が正しく使われているか」
- 「箇条書きにならず、文の始まりから文の締めが繋がっているか」
などが採点基準として挙げられます。この部分はちゃんとした採点のフォーマットに沿って採点されているのか、それとも人の主観で採点されているのかは分かりません。
その他に例えネイティブの人が書いたとしても取れる人そうでない人が分かれるであろう
- 「表現豊かな文章を書けているかどうか」
というのも採点基準としてある可能性が高いと思います。
なのでもしこの短文の部分を満点取りたいのならば、カタコトな文では無いのは当たり前で、小説家並みの文章力があれば確実だと思われます。(日本語でも無理なので私は一生満点なんて無理な気がします)
作文で頭を悩ましている方も多いかと思いますが、これはあくまで自論ですが、「綺麗な文章を書かなければ合格ラインなんていかない」というわけではおそらく無く、「キーワードを全て正確に使う」「写真に内容を合わせる」「作文用紙の使い方を守り80文字前後の文を作る」というのをクリアしていれば多少無理やりな文であってもそこまで悪い点数にはなら無いような気がします。
中国語圏では無い人向けのテストにどこまでのレベルを求められているのかが分かりませんのでどれくらい文法が間違ってたらとか、単純な漢字の書き間違いとかがどれくらい減点されるのかは全く分かりません。
以上 HSK5級の採点配分の予想でした!
中国語の流行語『卖萌』
卖萌(mài méng)とは
こちらはちょっと前に流行ってた単語。意味は「かわい子ぶる」です。漢字からでも日本人ならなんとなく理解できますね。褒め言葉にもなるし皮肉めいた言い方にもなります。
男女に使えますがまあ女性に使う場合がほとんどでしょう。
ちなみに以前の記事にも書いた
hikarityuunohanyu.hatenablog.com
私の推し
陳情令から派生したグループの企画でメンバー同士でバスケをするんですが、バスケ初心者組が下手っぴで可愛い。
このようにスラングなのでもちろんHSKの指定語句でも無いしテストにも出ないような言葉なので覚えなくても全然大丈夫だけど知っていると中国の方々との距離が少しだけ縮まるかも?
↓他の中国語の単語についてもまとめてあります♪
hikarityuunohanyu.hatenablog.com
買ってよかった中国語学習に役立つ書籍【文法・例文編】
前回のこちらの記事では単語メインの書籍を紹介しました。
hikarityuunohanyu.hatenablog.com
今回は私が実際に買ってみて中国語文法の学習に役立った書籍をまとめたいと思います。
Why?にこたえるはじめての中国語の文法書
中国語の初歩的な文法について例文つきで詳しく解説が載っています。かなりページ数があり、1ページ目から順を追ってやっていくのは辛いと思いますので、分からない文法が出てきたら辞書がわりにこちらの本を活用するという使い方でもいいと思います。
新HSK5級トレーニングブック [読解・作文問題編]
他の記事でも触れてますが、こちらはHSK5級の練習問題集のみ収録されているかと思いきや、文法についても結構詳しく書かれていてその解説もかなり分かりやすかったです。単語もHSK5級までの指定語句が全て載っているので総復習ができます。
ただ、やはり5級レベルを受ける方を対象としていますので、中国語の勉強を初めたばかりの方には少々分かりにくいところもあるかもしれません。でもいずれHSKの5級を目指そうとしている方でしたら早めに買っておいても損は無いと思います。
※初版では誤字などが結構あるみたいなので中古などで買う際はご注意ください。
聴読中国語
旧HSKの1〜8級の指定語句を使った短文を収録されているという物。指定語句全て収録されてはいないのと、新HSKの指定語句と違うのでHSKの試験対策になるのかは疑問ですが、全ての短文に音声がゆっくりなのと自然な速さの両方ダウンロードができるのでリスニング勉強にも役立ちます。さらに単語それぞれにも音声があるので単語練習にも使えます。
ならこの本は単語を勉強するためのものじゃ無いのか?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、私はこの本を文章を読む力をつけるために活用していました。
HSKなどの試験では文章を読む力というのはかなり大事になってきますのでその力を補いたかったのと、文章を読めば読むほど文法(語順)への理解も深まってくるので「寝る前に必ず1ページ完璧にするぞ」と目標を立ててコツコツ続けました。
※音声ダウンロードがzip形式なのと、解凍するとファイル名のおそらくですが簡体字の部分が文字化けしたので注意。(筆者はiOS上で確認)
たったの2パターンでこんなに話せる中国語会話
こちらにはちょっとした「〜したい」とか「そんなに〜」などよく会話に出てきそうなフレーズ72パターンごとに5〜11個程度ずつ収録されています。全ての例文に音声がついていますので耳で覚えながら聞くとより効果的だと思います。
「お酒が飲めない」とか「〇〇は〇〇より〜」など私がしょっちゅう言っている言葉がかなり収録されていたのでこれを片手に中国の方とチャットをしたりしています。
上記以外にもたくさん文法についての書籍が発売されていますので皆さんも自分に合ったものを探してみてください!
↓他の中国語関係の記事も是非ご覧ください♪
hikarityuunohanyu.hatenablog.com
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