HSK5級の採点配分の予想
リスニングと読解の採点配分
HSK5級に限らずHSKの採点配分は一切公開されないため、私は過去問を解いている時自分がどれくらいできているのかあやふやな状態でした。
リスニング問題や読解問題では問いによって難易度が違うと思うのですが、採点配分が違うんだろうなと思いきやどうやらそれぞれ同じ点数配分のようなんです。
かつての私は、リスニング問題の最後にある長文が読まれた後に問いを答える問題なんてかなり難しかったので「きっと配点が高いからリスニングは捨てかな…」なんて考えていたんです。
しかしHSKの模擬試験が受けられるサイト(リンクはこちら)によると、リスニングと読解の採点配分はそれぞれ100(満点の点数)÷問題数のようなのです。
(HSK5級のリスニングと読解はそれぞれ45問ずつですので1問約2.22…点となるはずです。)
模擬試験の採点方法は問いた問題に関わらず正解した数だけ見ればいいということなのに本番の試験では採点方法が違うなんてことは無いと思いますので30問くらい解ければ合格ラインになると予想しました。
問題に対する難しさの感じ方は人それぞれだから点数分けはしなかったんでしょうか…。でもさすがに最初のパートの会話部分よりも次のパートの長い会話部分の方が難しい気がします…。
これは採点方法や採点結果の詳しい内訳が公開されてない以上予想に過ぎないのでちょっと半信半疑の部分もあったのですが、自分の帰ってきた点数を見ても配分が4点やら3点の部分があったとしたらこんな点数にはなってないと思うので一律2.22点で間違いは無いかと思われます。
作文の採点配分
作文は単語の並べ替え問題と80文字前後の短文を作る問題に分かれてますが、これも上記のサイトによると
並べ替え問題は1問5点ずつ
短文部分はそれぞれ30点ずつ
↓
合計100点
のようです。
短文の方が明らかに難しいですが、あまり配点を重くしすぎても受験者にもプレッシャーですので4:6なのは納得です。
ですが短文部分は完全に人が採点する部分なのでどういう点数の付け方なのかいまいち謎です。
おそらく、
キーワード作文では
- 「キーワードを全て正確に使われているか」
写真作文では
- 「写真に沿った内容であるか」
どちらの作文の共通の採点基準として
が問いの条件でもあり、漢字の統一についても注意事項として試験官から最初に言われるこの作文問題のルールです。なので点が取りやす部分でもあり、達成していないと減点されやすい条件だと思われます。
そのほかに、問いには書かれていませんが
- 「文法が正しく使われているか」
- 「箇条書きにならず、文の始まりから文の締めが繋がっているか」
などが採点基準として挙げられます。この部分はちゃんとした採点のフォーマットに沿って採点されているのか、それとも人の主観で採点されているのかは分かりません。
その他に例えネイティブの人が書いたとしても取れる人そうでない人が分かれるであろう
- 「表現豊かな文章を書けているかどうか」
というのも採点基準としてある可能性が高いと思います。
なのでもしこの短文の部分を満点取りたいのならば、カタコトな文では無いのは当たり前で、小説家並みの文章力があれば確実だと思われます。(日本語でも無理なので私は一生満点なんて無理な気がします)
作文で頭を悩ましている方も多いかと思いますが、これはあくまで自論ですが、「綺麗な文章を書かなければ合格ラインなんていかない」というわけではおそらく無く、「キーワードを全て正確に使う」「写真に内容を合わせる」「作文用紙の使い方を守り80文字前後の文を作る」というのをクリアしていれば多少無理やりな文であってもそこまで悪い点数にはなら無いような気がします。
中国語圏では無い人向けのテストにどこまでのレベルを求められているのかが分かりませんのでどれくらい文法が間違ってたらとか、単純な漢字の書き間違いとかがどれくらい減点されるのかは全く分かりません。
以上 HSK5級の採点配分の予想でした!