作文嫌いな私の自己流HSK5級作文対策
こちらに記号の使い方をまとめてあります↓
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HSK5級の作文が大の苦手な私。
最初過去問集の問題を目にした時、正直何を書いたら良いのか日本語ですら一言も思いつかなかった苦い思い出があります。
HSK5級の作文問題は2つの問題が出題されます。
一つ目は、「キーワード作文」です。
5つの指定されたキーワードを全て使い80文字前後の作文を書く問題です。
過去問集を見てみるとわかるのですが、キーワードはそれぞれあまり規則性がないです。
ということはつまり、よくある傾向の特定は難しいということです。
キーワードの中には名詞や形容詞だけでなく、副詞なども登場するので表現豊かな文章を求められてきます。
過去問を解いているとき、キーワードの中で分からない単語が出てきてしまうようでしたらまず単語の使い方や意味を完璧に近いレベルで覚えとく必要があります。
せめて指定語句の中の単語は自由自在に使えるようになっておいた方が無難です。
その力を養うにはこちらのテキストがかなり有効的だと思います。↓
箇条書きのように「〜した。〜した。」など簡単な文を列挙するのではなく、ストーリー仕立てにしたり、キーワードによっては一つのトピックを決めてそれについて自分の持論を展開するなどまさに短いけどちゃんとした作文を作らなければ高得点は難しいのでは無いかと思います。
2つ目は「写真作文」一枚の写真を見てそれについての80文字前後の作文を書く問題。
過去問を見てみると、オフィスで会議中のような写真や、父親が小さい子供に自転車を教えてあげている写真など幅広い状況の写真が出題されます。
こちらはキーワードの指定などは無いため比較的自由に作文できる所ですが、自分にとってストーリーが立てづらいお題の場合キーワードがない分文字数を稼ぐのに苦労する場合がありました。
最初に作文練習に取り掛かったときに、子供の頃からこういう文章書くなんてこと苦手だったのにどうすればいいんだ!
と悩んで悩みまくった結果、わたしが取った勉強法はズバリ
とにかく中国語で書かれた本を何冊も読むこと!
考えても出てこないから他から学ぼう
王道のアクション小説から自己啓発本など様々な自分の興味のあるジャンルの本を読み、余裕があれば音読しながら寝る前などにコツコツ読んでいました。
わたしが本を読む際はただ単に文を目で追うのではなく、「この単語はこういう時に使うのか」「同じ意味でも書き言葉だからこの単語を使うのか」など出て来る単語一つ一つに注目しながら読むとかなり文章力がアップしていきました。
読み終わるまでにかなりの時間と労力を費やしましたが、得られるものはたくさんありました!
そうしているうちに、最初はあんなに苦労していたのに自然とスラスラと頭の中で文章が浮かんでくるようになりました。記号の使い方なんかも自然と身に付いていくもんなんですね。
完璧な文法ならば小学生レベルの日記でもたぶん◎
※採点基準が具体的には公表されていませんのであくまで参考までに!!!!
私が唯一得意な作文方法は日記風にすることでした。
まず自分目線で「いつの日に○○がある」→「だから○○する」→「そしたら○○なことが起きた」→「結果○○だった」→「それについての感想」
というテンプレートを頭の中に置いといてそれに結構無理やりに当てはめていくというやり方をしていました。小説を書くような感じで登場人物などの名前や設定を創作で作り出すなど、とにかく文字数を稼ごうとすれば80文字にするのは思っていたほど難しいことでは無かったのです!
接続詞やらよくあるフレーズなんかを使っていくとちょっとそれらしい文章になるので使いやすいものを頭の中でプリセットしておくと楽です。
いくつか限定的すぎやしねえか…?
それから注意したいのは、なるべく同じような表現はしないこと!
例えば「しかし〜」という意味の文がいくつかできてしまった場合、
可是〜,可是〜。
と同じ単語を使わずに
可是〜,但是〜。
と同じ意味合いでも違う漢字を使うことにより文章のマンネリ化を防げる他、採点する人に語彙力のアピールにも繋がると思うので!
※採点基準が具体的には公表されていませんのであくまで参考までに(大事なことなので2回)
この作文では難しいことを書くのではなく書きやすい文を文法を間違わずに正確に書くことが大切だと思います。(難しいことが完璧に書けるのならば尚のこと良しです)
さらに意外と忘れがちなかなり厄介な問題があります。それは、
普段めっきり漢字を書く機会が無くなった私はかなり漢字を書くのに苦労しました。
簡体字をメインに学習していた私
「日本人なんだから簡体字とはいえ漢字書くなんて余裕だろ〜。学生の時は漢字得意だったし〜」
しかしその考えは甘かったと思い知らされます。
画数も少なくてかなり書きやすいんですが、100%日本人の私には小中で覚えてきた慣れ親しんだ漢字たちがかなり邪魔をしてきました。
「转ってどう書くんだっけ!!」とかね…
ここで簡体字が書けないからと日本語の漢字を書くとおそらく減点になると思います。
さらに慣れ親しんだ漢字たちすらど忘れする事態にも遭遇しました。
「喜欢の喜ぶって漢字どう書くんだっけ!!」※重症
本番で漢字のど忘れなんて非常に勿体無いミスを防ぐべく、単語帳の漢字たちを一度全て見ないで書き出し、分からなかった漢字をもう一度書いて覚えるということを試験1週間前にやりました。
こんな急ピッチ作業にならないように普段から漢字を書くようにすることをお勧めします。
あ、パソコンを使って受けられる形式の試験もあるようなので漢字に自信が無い人はそっちでも良いかも?
結局はネイティブの友達を作ることが1番の近道
キーワード作文の練習として私は自動で数字を割り当ててくれるアプリと単語帳を使ってランダムに5つ抜き出してそれを使って80文字の作文を書くという練習をしていました。
もし中国語ネイティブの友人などがいる方でしたらその人に出来上がった文章を添削等してもらうとかなり勉強になりますし自信にもつながっていくと思います。
というかこの方法が一番の近道だと思います。
せっかく書いた自信満々な文を見せて返ってきた文章が添削されまくってたらかなり凹みますけどね。
ただ、アウトプットの上達にはとにかくアウトプットすることが1番の近道ではありますが、個人的にはずっと続けられそうな自分に合った勉強法でコツコツと地道にやっていく方法なら何でも自身持って大丈夫だと思っています。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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